図面については以下のように記載します。

・A4サイズの白紙を使用します。

・文字は、10~12ポイントの大きさ、黒色で明瞭かつ容易に消すことができないよう記載します。

では、左の例を参考に、
具体的な願書の作成要領を見てみましょう。


【書類名】には「図面」と記載しますが、図面に代えて写真、ひな型もしくは見本を提出する場合は、「写真」、「ひな形」又は「見本」のいずれか該当するものを記載します。

また、「図面」や「写真」の両方を用いる場合は、次のように欄を繰り返し設けて記載してください。

【書類名】図面
正面図】
イメージ
【背面図】
イメージ
・・・(省略)・・・

書類名】写真
使用状態を表す参考図】
イメージ
図面が複数ページにわたるときは、各ページの上の余白部分右端にページ数を記載します。

各図の上部には、その種類に応じ「【正面図】」、「【背面図】」、「【左側面図】」、「【右側面図】」、「【平面図】」、「【底面図】」、 「【表面図】」、「【裏面図】」、「【○○断面図】」、「【○○切断部端面図】」、「【○○拡大図】」、「【斜視図】」、「【正面、平面及び右側面を表す図】」のように記載します。

また、その図が参考図である場合は、その旨も記載します。複数の図の表示が同一名とならないように注意してください。

図面の描き方について

・平面的なものを表す場合
各図同一縮尺により作成した「表面図」、「裏面図」をもって一組とし、原則として一組の図面は1枚の用紙に記載します。
※表面図と裏面図が同一もしくは対象の場合又は裏面が無模様の場合には裏面図を省略することが出来ます。その場合は、その旨を願書の「【意匠の説明】の欄に記載します。

立体を表す場合
正投影図法により各図同一縮尺で作成した「正面図」、「背面図」、「左側面図」、「右側面図」、「平面図」及び「底面図」をもって一組とし記載します。 ※但し下記(左)に掲げる図が同一又は対象の場合、下記(右)の図を省略することもできます
同一又は対象 省略可
正面図背面図→→→→ 背面図
左側面図と右側面図 → 一方の側面図
平面図と底面図→→→ 底面図

図を省略した場合、その旨を願書の「【意匠の説明】」欄に記載してください。

●上記の図面だけでは、十分表現できない場合、展開図、断面図、切断部端面図、拡大図、斜視図や、使用状態を示した図、その他参考図を加えることができます。

●各図は、横150ミリ、縦113ミリを超えて記載してはいけません。

●図形の中には、下記のものを記入しないで下さい。(※参考図を除く)
・中心線
・基線
・水平線
・影を表すための細線又は濃淡
・内容を説明するための指示線
・符号又は文字その他意匠を構成しない線
・符号又は文字

図は、「×印」の図のように横に並べて描いてはいけません。「○印」の図のように、必ず上下に並べて記載してください。