およそ6~7割の出願において、29条とは別に、36条違反の拒絶理由通知が多く発せられてきています。
これらの拒絶で見過ごせないのは、実施可能要件よりも、実施形態内にクレームの一つ一つの構成語句が説明されずにサポート要件(36条6項1号)違反になったり、「所定」「特定」などの語句に対する説明が不十分な場合や、カテゴリー記載ミスおよび曖昧な係り受け表現による明確性要件(36条6項2号)違反が増えているということです。
実際に特許庁J-Plat Patで、任意の企業の公開公報をダウンロードしてチェックをしてみると、前述した誤記・記載ミスの他、前記付けミス・従属ミス・択一的表現ミス・句点無しなどのミスが予想外に発見されるのです。
●出願人:電子機器メーカーC社
2011年公開公報10件中 → 誤記8件(内、請求項2件)
2016年公開公報10件中 → 誤記9件(内、請求項7件)
2021年公開公報10件中 → 誤記8件(内、請求項5件)
サンプル数が少ないとは言え、どの企業も同じような割合で、誤記があることが判明しています。
また、2022年4月1日以降の出願分より、日本国においても、請求項のマルチマルチ従属出願が禁止改正となりました。
出願前チェックにおいては、一般的なチェッカーでもアラート可能と思料しますが、複雑な記載(例えば、一つの請求項内に従属先でない請求項番号が記載されているなど)は、非常にアラートが難しいと言えます。
およそ6~7割の出願において、29条とは別に、36条違反の拒絶理由通知が多く発せられてきています。
これらの拒絶で見過ごせないのは、実施可能要件よりも、実施形態内にクレームの一つ一つの構成語句が書かれずに説明してしまうサポート要件(36条6項1号)違反、加えて「所定」「特定」という語句に対する説明が不十分な場合や、カテゴリー記載ミスによる明確性要件(36条6項2号)の違反が増えているということです。
実際に特許庁J-Plat Patで、任意の企業の公開公報をダウンロードしてチェックをしてみると、前述した誤記・記載ミスの他、前記付けミス・従属ミス・択一的表現ミス・句点無しなどのミスが平均的に発見されるのです。
●出願人:電子機器メーカーC社
2011年公開公報10件中 → 誤記8件(内、請求項2件)
2016年公開公報10件中 → 誤記9件(内、請求項7件)
2021年公開公報10件中 → 誤記8件(内、請求項5件)
サンプル数が少ないとは言え、どの企業も同じような割合で、誤記があることが判明しています。
また、2022年4月1日以降の出願分より、日本国においても、請求項のマルチマルチ従属出願が禁止改正となりました。
出願前チェックにおいては、一般的なチェッカーでもアラート可能と思料しますが、複雑な記載(例えば、一つの請求項内に従属先でない請求項番号が記載されているなど)は、非常にアラートが難しいと言えます。
誤記の無い、正しい特許出願を、総合力*で支援したい
※総合力:企業の発明提案書→明細書等作成→電子出願支援までをMicrosoft Wordベースで多面的・総合的に支援する力
多くの特許事務所、企業の知財部門より寄せられた「品質向上」+「コスト削減」という相反するリクエストに、
どうお応えしていけば良いのか、試行錯誤の上導き出した方法を搭載した「特許ストーリー」シリーズ!
詳細はアイコンをクリックしてご覧ください!
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主な機能 |
当社チェッカー |
F |
PC |
r |
L |
PD |
---|---|---|---|---|---|---|
請求項チェック | 請求項ツリー表示 前記ミス・従属ミス マルチマルチ従属 択一的表現ミス カテゴリ相違 誤記チェック等 |
|||||
本文内符号 名称チェック |
重複チェック 乃至符号チェック等 |
|||||
画像図面内符号 名称チェック |
画像図面上の符号抽出 本文⇔図面符号チェック |
‐ |
‐ |
‐ |
‐ |
|
全文誤記チェック | 誤記揺らぎ 数量単位 連続文字 全文語句チェック |
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Wordアドイン式 | ‐ |
‐ |
‐ |
‐ |
||
クラウド | ‐ イントラ内で動作するので秘匿文書等のセキュリティ リスクがありません |
‐ |
‐ |
‐ |
||
【お断り】上記比較表はホームページ上での確認によるものです。(○=装備 △=準装備) |
公報読解支援ソフト『アナライザー版』
P社様(知財関連)
先日にお願いいたしましたアナライザー版ライトUの文書検索機能の向上改善を早速に実施していただき、ありがとうございました。
昨日にバージョンアップを実施して、確認させていただきました。
文書検索が使い易くなってとても助かります。
いつもながら、アイビーリサーチ様の迅速なフットワーク、CS感度に敬服し、感謝いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。
公報読解支援ソフト
『アナライザー版』
P社様(知財関連)
先日にお願いいたしましたアナライザー版ライトUの文書検索機能の向上改善を早速に実施していただき、ありがとうございました。
昨日にバージョンアップを実施して、確認させていただきました。
文書検索が使い易くなってとても助かります。
いつもながら、アイビーリサーチ様の迅速なフットワーク、CS感度に敬服し、感謝いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。
特許明細書チェック支援『チェッカー版』ソフト
M社様(電子機器メーカー)
【特許ストーリーだから出来た点】
・図面の符号を抽出し、明細書の符号と照合して照合関係が一覧表で確認することが出来ると共に、お互いの符号の照合が不一致な箇所は、表示を換えて見易くしている。
【使い易い機能】
・クレームのツリー表示⇒クレームの従属関係が一目で判る。
・クレームの従属関係の警告メッセージ⇒引用不可能なクレームを引用している従属項の発見に便利
・請求項内語句チェック⇒権利行使の際に重要となるクレームのサポート要件の有無が容易に把握できる。
【実際に役立った事例】
・【図面の簡単な説明】に記載されている図番の図面イメージが登録されていないことが検索の結果判明した。
・簡単に改善できる機能は、意見要望を行った後のアップデート時に、意見要望した機能が改善されていた。
【要改善点】
・図面の符号の読み取り精度の向上及び読み取り時間の短縮
・取扱説明書の充実とQA表の装備
【特許ストーリーに搭載して欲しい機能】
・図面の向きに関係なく図面から符号を読み取る機能
特許明細書チェック支援『チェッカー版』ソフト
M社様(電子機器メーカー)
【特許ストーリーだから出来た点】
・図面の符号を抽出し、明細書の符号と照合して照合関係が一覧表で確認することが出来ると共に、お互いの符号の照合が不一致な箇所は、表示を換えて見易くしている。
【使い易い機能】
・クレームのツリー表示⇒
クレームの従属関係が一目で判る。
・クレームの従属関係の警告メッセージ⇒引用不可能なクレームを引用している従属項の発見に便利
・請求項内語句チェック⇒権利行使の際に重要となるクレームのサポート要件の有無が容易に把握できる。
【実際に役立った事例】
・【図面の簡単な説明】に記載されている図番の図面イメージが登録されていないことが検索の結果判明した。
・簡単に改善できる機能は、意見要望を行った後のアップデート時に、意見要望した機能が改善されていた。
【要改善点】
・図面の符号の読み取り精度の向上及び読み取り時間の
短縮
・取扱説明書の充実とQA表の装備
【特許ストーリーに搭載して欲しい機能】
・図面の向きに関係なく図面から符号を読み取る機能
英文明細書チェック支援ソフト『チェッカー版 English Ver.』
S様(特許翻訳)
無事にダウンロードして使用することができました。すでに大変満足しています。
特許事務所に15年ほど勤務した後、フリーランス特許翻訳をしていますが、符号のチェックや、単語の冠詞のチェックなどに、ずいぶん時間がかかっていて、困っていました。
事務所に勤務していた時に、特許ストーリーを使用していましたので、そのことを思い出した次第です。
本当に数分で、チェックを終了することができ、助かりました。
今後、もっといろいろな機能についても使用したいと思っています。
拒絶等中間処理支援
ソフト『レスポンス版』
S様(特許翻訳)
無事にダウンロードして使用することができました。すでに大変満足しています。
特許事務所に15年ほど勤務した後、フリーランス特許翻訳をしていますが、符号のチェックや、単語の冠詞のチェックなどに、ずいぶん時間がかかっていて、困っていました。
事務所に勤務していた時に、特許ストーリーを使用していましたので、そのことを思い出した次第です。
本当に数分で、チェックを終了することができ、助かりました。今後、もっといろいろな機能についても使用したいと思っています。
特許明細書作成支援『アプリケーション版』&チェック支援『チェッカー版』ソフト
P社様(電子機器メーカー)
【良かった点】
(1)クレームツリー
自動的にクレームツリーを作成し、その際、従属関係や浮いた用語のチェックが出来るので、そのようなミスの発見には便利だと思います。
(2)用語・符号の抽出
実施の形態から符号およびその直前の用語を抽出してくれます。発明者作成の明細書作成について、用語の統一を図るのに便利です。
(3)例文
実施の形態の書き出しや図面の説明、各構成要件の説明などについて例文が用意されていますので、本当に初めての人には参考になるかもしれません。
【要改善点】
(1)例文がプアー
例文がプアーで、知財担当はまず使わないと思います。発明者も既に使っている雛形に書かれた文章ですので、特に、例文を使う機会は少ないのではないかと思います。
反対に例文を充実させると、その分、例文の検索に時間がかかりそうです。
いずれにしても「基本例文」というのは一見よさそうなのですが、実際には余り使えないと思います。
→【typeACE】で改善しております。
(2)明細書の作成順序
背景技術、課題等を一通り書いてから実施の形態を書くという、伝統的な作成順序が示されていますが、これだと、多くの発明者が実施の形態にたどり着く前に疲れてしまうという過去の失敗を踏んでしまうと思います。
→【typeALL】で改善しております。
特許明細書作成支援『アプリケーション版』&
チェック支援『チェッカー版』ソフト
P社様(電子機器メーカー)
【良かった点】
(1)クレームツリー
自動的にクレームツリーを作成し、その際、従属関係や浮いた用語のチェックが出来るので、そのようなミスの発見には便利だと思います。
(2)用語・符号の抽出
実施の形態から符号およびその直前の用語を抽出してくれます。発明者作成の明細書作成について、用語の統一を図るのに便利です。
(3)例文
実施の形態の書き出しや図面の説明、各構成要件の説明などについて例文が用意されていますので、本当に初めての人には参考になるかもしれません。
【要改善点】
(1)例文がプアー
例文がプアーで、知財担当はまず使わないと思います。発明者も既に使っている雛形に書かれた文章ですので、特に、例文を使う機会は少ないのではないかと思います。
反対に例文を充実させると、その分、例文の検索に時間がかかりそうです。
いずれにしても「基本例文」というのは一見よさそうなのですが、実際には余り使えないと思います。
→【typeACE】で改善しております。
(2)明細書の作成順序
背景技術、課題等を一通り書いてから実施の形態を書くという、伝統的な作成順序が示されていますが、これだと、多くの発明者が実施の形態にたどり着く前に疲れてしまうという過去の失敗を踏んでしまうと思います。
→【typeALL】で改善しております。
拒絶等中間処理支援ソフト『レスポンス版』
E社様(電気・機械メーカー)
本製品を使用することで、従来紙資料と記憶に依存していた部分が画面上に明確に表示(見える化)されるため、例えば拒絶引例が多い場合には構成要素の抽出漏れや比較漏れが防止され、ひいては審査官の意図するところの拒絶理由を短時間で把握でき、これに応答する有効な方策を効率的に検討する上で、極めて有用性が高いものと評価しています。
一方、明細書作成以上に中間処理応答処理は、形式化するには困難性が高いと認識していますが、貴社のノウハウを集積すれば、まだまだ進化するソフトウエアであるとも感じました。
例えば、貴社の特許ストーリー・チェッカー版の機能の一部を利用すれば、分析(応答方針の検討)のみならず、補正クレームの作成やそのチェックも可能ではないかと考えています。
拒絶等中間処理支援
ソフト『レスポンス版』
E社様(電気・機械メーカー)
本製品を使用することで、従来紙資料と記憶に依存していた部分が画面上に明確に表示(見える化)されるため、例えば拒絶引例が多い場合には構成要素の抽出漏れや比較漏れが防止され、ひいては審査官の意図するところの拒絶理由を短時間で把握でき、これに応答する有効な方策を効率的に検討する上で、極めて有用性が高いものと評価しています。
一方、明細書作成以上に中間処理応答処理は、形式化するには困難性が高いと認識していますが、貴社のノウハウを集積すれば、まだまだ進化するソフトウエアであるとも感じました。
例えば、貴社の特許ストーリー・チェッカー版の機能の一部を利用すれば、分析(応答方針の検討)のみならず、補正クレームの作成やそのチェックも可能ではないかと考えています。
公報読解支援ソフト『アナライザー版』
D社様(電子機器メーカー)
【良かった点】
・各請求項の構成要件を展開し、構成要件から実施形態で使用されている箇所が即確認できる点
・符号の使われ方、重複が即確認できる点は良いと思いました。
【要改善点】
図面への符号記載は、手書きで行うこと自体、問題と感じていない。(手書きすることで内容を理解しながら作業を進めている)
公報を読む前の準備として作業が面倒過ぎると思います。
特に、公報を紙で読む場合には、読みながら符号を確認(符号を図面に手書き)しながら読んでいるので、二重手間になると思います。モニターで公報を読み慣れている人には便利かも知れませんが…
図面の番号に、一挙に部位名(部品名)が、重なって出力され、移動させるのに手間がかかるように思います。
「特許請求の範囲」や「発明の詳細な説明(特に実施形態)」を読む際に、該当する箇所を一つ一つ確認しながら読むのですが、その際に、部位名が重なっていることが支障となり、結構時間がかかっています。
→図面上の符号ラベルを簡単に整列できるようにしました。
公報読解支援ソフト
『アナライザー版』
D社様(電子機器メーカー)
【良かった点】
・各請求項の構成要件を展開し、構成要件から実施形態で使用されている箇所が即確認できる点
・符号の使われ方、重複が即確認できる点は良いと思いました。
【要改善点】
図面への符号記載は、手書きで行うこと自体、問題と感じていない。(手書きすることで内容を理解しながら作業を進めている)
公報を読む前の準備として作業が面倒過ぎると思います。
特に、公報を紙で読む場合には、読みながら符号を確認(符号を図面に手書き)しながら読んでいるので、二重手間になると思います。モニターで公報を読み慣れている人には便利かも知れませんが…
図面の番号に、一挙に部位名(部品名)が、重なって出力され、移動させるのに手間がかかるように思います。
「特許請求の範囲」や「発明の詳細な説明(特に実施形態)」を読む際に、該当する箇所を一つ一つ確認しながら読むのですが、その際に、部位名が重なっていることが支障となり、結構時間がかかっています。
→図面上の符号ラベルを簡単に整列できるようにしました